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ARTIST STATEMENT

私は日本・石川県出身のアーティスト、MAKKYです。

 

幼少期から外見に強いコンプレックスを持っていた私は、美しい女性に憧れました。

私にとって美しい女性とは、内面からも魅力のある女性です。ただ見目麗しいだけではなく、強くしなやかで、時には純朴で素直な、それでいて、自分の脆さを包み隠すことがなく、あるがままの自分で生きている女性が美しいと感じます。

 

私は特に、女性の目にとても強く惹かれます。

 

「目は口程に物を言う」という日本のことわざが表すように、私たちの目は、私たちの感情や思考を雄弁に語ります。

目はただの器官ではなく、喜びや悲しみ、愛情や不安など、さまざまな心の状態や思いを映し出す鏡のような存在です。

私が描く女性は、オードリー・ヘプバーンの様な実在の人物であったり、実存人物から発展した象徴的な女性であったりと様々です。

どの女性を描くときも、目という「心の窓」を開き、目だけでその女性の感情をどれほど表現できるのか常に試みながら、日本国内外で見つけたあらゆる種類の紙で作品を制作しています。

更に繊細で細かい表現をするために、デッサン画を制作することは、私の作家活動で不可欠です。

 

私が紙で創作するようになったきっかけは、実に簡単な動機でした。

紙で半立体の外国の女優を造っていた作品に惹かれ、それをまねて制作し始めました。

顔を描くことが好きだったので、多種多様な紙を使い、顔ばかり造っていました。

 

私が制作に用いる紙は、欧米から伝来した洋紙から発展した日本製や韓国製のスペシャルペーパーや、日本古来の原料と技法を用いて、日本各地で漉かれた和紙や、「韓紙(Hanji)」という韓国の伝統紙です。

私のアトリエには、数百枚にのぼる多彩な紙のコレクションが常備されています。

 

私の描く女性の目が、非常に印象深く、「まるで吸い込まれるようだ。」と言う感想を頻繫に頂きますが、それは、和紙の魅力が手助けしてくれたことによって完成された表現だと感じています。

最近、紙作品の後ろから光を当てるとう技法を、幸運な偶然によって編み出しました。

 

唯一無二の質感を持つ和紙を作品の目の部分に使い、光が透けるように制作するようになりました。

目から漏れる光を多様化することによって、「心の窓」をより深遠により豊かに表現することが出来るようになったと思います。

和紙が持つ繊細さ、しなやかさ、はかない美しさは、私が制作したいと思う女性像にも重なり、より一層作品の美しさを際立たせています。

私の創造する女性と、多種多様な紙の美しさを見て感じてもらえたら嬉しいです。

 

 

私の制作に欠かせない原動力は、紙でどれくらいのものが作れるか、紙でどれほど心を語ることができるのかという挑戦心と探求心、そして私の亡き友人、「MAKKY」の存在です。

私のかけがえのない理解者であり、私の創作活動を常に喜び、鼓舞してくれた「MAKKY」は、天国に行く前に、「もうお前は、アーティストとして生きていける。」と言ってくれました。

私が制作する女性はすべて私自身であり、「MAKKY」に向けた愛そのものなのかもしれません。

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